止まらないリストラ

止まらないリストラ

 

 

 

 2013年9月にパナソニックやソニーなど国内の電機メーカー大手8社の中間連結決算が発表され、このうち5社が増益となり、経営再建中のシャープも黒字に転換しました。

 

パナソニックのとった業績改善策

 パナソニックは、通期の最終利益が当初予想された500億円から1000億円と倍になりましたが、9月30日に同社の主力商品の薄型テレビのプラズマディスプレイパネルの生産を終了することを発表しました。

 

 プラズマ事業はパナソニックがこれまで多額の投資を行ってきましたが、2008年に起きたリーマンショック以降、世界的に薄型テレビの需要が減り続け、7000億円を超える赤字の主な原因にもなっていました。

 

 そのため2014年3月末までにプラズマ・ディスプレイパネルの生産を終わらせ、在庫を販売した後に、事業から完全に撤退することが決まっています。

 

 そのため製造に携わる同社の子会社、PPD(パナソニックプラズマディスプレイ)の250人全員をリストラします。2013年11月から希望退職の募集を始める予定ですが、希望退職に応じない場合でも、2014年3月末までには全員が解雇されます。

 

 PPDは2000年10月に設立され、2005年から稼働した兵庫県の尼崎市にある工場設立時は、県から補助金を受け、従業員も殆どが地元から採用されました。

 

他人ごとではないリストラ策

 

 景気の回復が叫ばれている一方で、パナソニックのように、再建のために容赦がないリストラは依然として行われています。そのため、転職を余儀なくされた中高年の方々が多数います。今後はパナソニックだけでなく、JT(日本たばこ産業)のように業績が良くてもリストラを行う企業も出てきます

 

 中高年にとってリストラが他人事ではなくなってきているだけに、日頃から転職の準備と対策が欠かせません。